日本酪農発祥の地は、千葉県安房郡の山間、嶺岡地域（現南房総市）です。

戦国時代（1500年代）に国守里見氏が軍馬を育てる目的で嶺岡牧場を創りました。その後、享保13年（1728年）インド産といわれる白牛（乳牛）３頭をこの嶺岡牧で飼育、これを基に頭数を増やし改良を進めるとともに、 “白牛酪”という乳製品や傷薬として使った“御生薬”の製造を開始しました。

このことが日本の酪農の始まりとされており、千葉県は、昭和28年5月“日本酪農発祥の地”として「千葉県史跡」に指定しています。

南房総市で『牛乳』を楽しむなら！

千葉県 酪農のさと

日本酪農発祥の地にあり、嶺岡乳牛研究所のそばに建設された「酪農のさと」は、自然や動物たちとふれあい、のんびり楽しめる場所です。
また、長い歴史の元に発展してきた安房酪農の経過や関連資料などの展示があり、酪農に対する認識を深めることができます。 牛乳月間のこのタイミングでぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

道の駅 三芳村・鄙の里

南房総市の牛乳と言えば三芳地区もおすすめ。

自然のままでまろやかな味と評判の三芳の牛乳は、65度30分の低温殺菌牛乳。低温殺菌牛乳は、良質で新鮮でなければ造れません。

南房総の濃厚な牛乳をたっぷり使用したなめらかな嶺岡プリンは、牛乳の美味しさがストレートに味わえるプレーンはもちろん、コーヒー牛乳や南房総産のびわ・夏みかんジュレをのせたプリンも絶品。

館山市で『牛乳』を楽しむなら！

須藤牧場

館山市に位置する須藤牧場は、大正時代に須藤源七が牛を飼い歴史が始まりました。
海流の影響で”夏は冷涼・冬は温暖”という気候を持っており、館山を流れる豊かな地下水も、牛たちの健康や牛乳のおいしさを守ってくれています。
須藤牧場は、生乳生産の他にも、自社での乳製品加工や直営店の運営、酪農体験も実施しています。